2月22日大東物産が破産手続きを開始。
裁判所から破産手続きを開始したむね連絡があった。
計画倒産が疑われています。
今年2月に開催される予定だったグルメイベント「グルメンピック2017」の主催者・大東物産(所在地:東京都中野区、中井冬樹代表)が20日、東京地裁に破産手続きの開始を申請し、同日、破産手続開始決定を受けた。
大東物産は、グルメイベント開催に向けて全国各地の飲食店に出店を募っていたが、出店料を集めた後、突然延期を発表。出店料を返金する意思があることをホームページ上などで表明していたが、連絡不能の状態が続いていた。破産によって、同社が約束した返金は反故にされた形となる。
詐欺を疑う出店予定者らが立ち上げた「被害者の会」は、刑事、民事の両方で同社の責任を問う方針を決めたばかり。突然の破産決定に対し、不服申立の準備を進めるとしている。
大東物産の破産申請代理人は山根元寿弁護士(大森・山根綜合法律事務所、東京都千代田区麹町3-4、TEL:03-5216-1151)。破産管財人は笠井直人弁護士(笠井総合法律事務所、東京都中央区銀座3-11-18、TEL:03-3546-2033)。
<グルメンピック2017 被害者の会>
https://sites.google.com/view/gurumenpic2017-higaisyanokai/
グルメンピック2017の東京会場
2017年2月13日(月)~17日(金) 2月20日(月)~24(金)の2周に渡って開催予定でありました。主催者大東物産株式会社の一方的な都合によって、延期されました。
延期と言ってもことの重大さから各出店者はもうこのイベントに再出店することはないと思います。味の素スタジアムにはスタジアム使用料の一部の金額(予約金)は入金されているものの、
その後全額の入金は確認されていない。
最も味の素はネーミングライツ(命名権)で味の素といっているだけで実際の管理は東京スタジアムです。
味の素スタジアムによると。
出典:http://dailynewsonline.jp/article/1266461/?page=all
- 会場の予約は受けていた
- 前金で予約金を預かっていた
- 予約金の返金は一切できない(イベント中止や延期でも)
- 現在味の素スタジアムの予定からは一切消えていますとのこと。
いわゆる会場は主催者の大東物産がいくばくか予約金を支払って押さえたものの、その後の騒動は皆さんご存知のとおりです。
おいしい言葉で募集
主催者の大東物産はグルメンピック公式サイトによると、2020年オリンピックに向かって日本全土のグルメを世界に向けて発信する、日本最大級のグルメイベント、出展者の中から「金・銀・銅」メダルを来場者の投票で決めるというシステム。
全くもって結構毛だらけの企画趣旨、そのまま実施すれば何の問題もないですね。
まさに2月は飲食業にには魔の月売上が下がる月なのです。
- 参加料は通常40万円のところを20万円で出店可能
- 店舗スタッフや備品も運営サイドで用意
- 平日5日間の売上が75万円に満たなかったら参加料は返金する
といかにも美味しい条件
しかしよくよく考えてみれば、商売で売上を保証される出店があること自体がいかがわしいです。
もし主催者大東物産が今回の出店者から預かった申込金を返金できなかった場合この売上保証は問題になります。
また東京会場に使われた”味の素”の企業イメージで多くの出店者の信用を得ているのも巧妙、やはり、会場に味の素とついていれば、ネームバリューで信用してしまうことに。
今回はネーミングライツが結果的に仇になってしまったのです。
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