11月3日和風総本家では
箱根富士屋ホテルのアップルパイが登場します。
放送日:2016年11月3日(火)21:00~
ジョン・レノンが日本を訪れた際に好んで食べた逸品が…
富士屋ホテルで一番人気のスイーツ、「アップルパイ」です。
厚さ4センチメートルのパイにリンゴがたっぷりと
詰まっているのが一番のこだわり。
隠し味の
シナモンとナツメグが香る、
甘さ控えめの大人好みな味わいです。
このアップルパイが富士屋ホテルで
出されるようになったのは第二次世界大戦後。
進駐軍によって接収されていた時代に、アメリカ人になじみのあるアップルパイを振る舞ったのが最初と言われています。
富士屋ホテルには、歴代のシェフが書き足してきたレシピが
記されたノートが大切に保管されています。
その中に残されたアップルパイのレシピは、わずか2行。
「砂糖とシナモン、ナツメグをリンゴの
スライスに入れてオーブンに。酸味を効かすためのレモンジュース」
このレシピを受け継ぎ、現在、
アップルパイを作っているのが、
富士屋ホテル直営の「ベーカリー&スイーツ ピコット」
担当するのは、スウィーツ部門グランシェフの茂木栄二さん。
残された2行のレシピで、どのように伝統の味を守っているのでしょうか。
「昔の味を知っている方に、何度も確認をしながら、
昔のレシピをしっかりと
再現できるように作り直しました。」
歴代のシェフが口伝えで、受け継いできたアップルパイ。
昔の味を守るため、時代に応じて、
材料を多少変えることはありますが、
ぎっしりと詰まったりんごは昔から変えていません。
りんごと一緒に詰まった母の愛情。
進駐軍に振る舞われたというアップルパイは、
アメリカの家庭の母親の味です。大きなオーブンで
焼き上げるリンゴがぎっしり詰まったアップル・パイ。
その作り方を見せてもらいます。
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使うリンゴは、主に、紅玉(こうぎょく)。
生産量の少ない品種ですが
アップルパイにベストマッチの
りんごは日本では紅玉が一番です。
酸味があり、加熱しても煮崩れしにくい品種です。
ワンホールに使うリンゴは、およそ6個。
赤い液体は、リンゴの皮を煮立てて作ったシロップ。
これで、リンゴを漬け込みます。
シロップが十分に浸透したら、
レシピに記されていたシナモンと
ナツメグのパウダー。さらに、レシピにはなかった
マーマレードジャムで味を調整します。
2行のレシピに記されたレモンジュースは使わず、
材料の紅玉の酸味を生かします。混ぜ合わせたら、
型に敷いた生地の上にたっぷりとリンゴをのせます。
しっかりと火が通り、綺麗な焼き色になるように80分かけて、
じっくりとオーブンで焼きあげます。
焼成時間も通常のアップルパイに
比べて長めです。
リンゴがたっぷりと詰まったこだわりの
アップルパイが完成です。
アメリカの家庭の味を再現した、
リンゴが存分に味わえるアップルパイ。
半世紀以上にわたり、
守り続けられてきた味を楽しんでください。
箱根富士屋ホテルアップルパイ
価格:
アップルパイ カット 594円
ホール(15cm) 2,160円
ホール(21cm) 4,320円
販売場所
箱根富士屋ホテル
ベーカリー&スイーツ ピコット
本店 8:30~19:00
住所:〒250-0404神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
TEL 0460-82-2211
FAX 0460-82-2210
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