押切もえについて
小説タイトルは
「永遠とは違う一日」
押切もえさんのこと
モデルとしてのキャリアに加え恋愛面でも、ときおり話題になります。
野球選手が好きなのでしょうか。それもピッチャー!
古くは野間口投手、最近では和久井投手
なにかこだわりがあるのでしょうか?
実は管理人押切もえさんが小説を書いていることは最近知ったばかり。
モデルとしては、超ベテランの域に入っています。今後は作家でというか、有名だからというのではないのでしょう。他のノミネート作家を見ても、湊かなえさん等がノミネートされています。
これらの有名作家と賞を争うというのも実力の証だと考えられます。
最近の傾向について
又吉直樹さんが芥川賞を受賞してわだいになりました。
芸人の世界を描いたものです。
押切もえさんもやはり、モデルの仕事が長いので、モデルの世界を描くと文章に迫力が出てくるし、ある種の説得力ももちろん出るでしょう。
第29回三島由紀夫賞、山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の候補作が21日に発表され、モデルで作家としても活動する押切もえ(36)の「永遠とは違う一日」(新潮社)が山本賞候補にノミネートされた。選考会は5月16日、都内で開かれる。
押切は13年、売れないモデルが主人公の長編小説「浅き夢見し」で小説家デビュー。翌年末には老舗文芸雑誌「小説新潮」に短編「抱擁とハンカチーフ」が掲載されて話題となった。「永遠とは違う一日」は、同誌に連載された6本の連作短編をまとめたもの。
その他の候補作は、湊かなえ「ユートピア」(集英社)、中田永一「私は存在が空気」(祥伝社)、宮内悠介「アメリカ最後の実験」(新潮社)、相場英雄「ガラパゴス(上下)」(小学館)。
三島賞候補は、蓮実重彦「伯爵夫人」(「新潮」4月号)、いしいしんじ「悪声」(文芸春秋)、山下澄人「鳥の会議」(河出書房新社)、三輪太郎「憂国者たち」(講談社)、亀山郁夫「新カラマーゾフの兄弟(上下)」(河出書房新社)
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山本周五郎賞にノミネートされた「永遠とは違う一日」
6篇の短編集のオムニバスで一個一個が微妙に重なっている短編集です。
女性に向けた短編集のような印象を受けました。
別に男性が読んでもいいんです、が女性ならではの悩みでしょうか?少しずつモデルの押切もえさんともリンクしているようです。
女性が読んで力をもらって明日への活力をえるような作品。
恋に仕事に、ふと立ち止まりそうになるあなたの背中をやわらかく押す連作短篇集。
アイドル失格の高校生、スランプ の続く画家、キラキラしたくない事務員、腐れ縁に悩むスタイリスト……。トップモデル押切もえが掬い取る、女性たちの希望と挫折、夢と転機、そしてささや かだけれど確実な奇蹟。
評価は総じて若い女性にには好評です。男性には少し共感という部分で弱いかなと。読者も女性が圧倒的でしょう。
あと、短編作品によって、ばらつきがあるという評価がみられます。いわゆる力の入った作品と苦手な分野そこが比較的はっきりしているという評価です。
山本周五郎賞って?
主に大衆文学・時代小説の分野で昭和期に活躍した山本周五郎にちなみ、すぐれた物語性を有する小説・文芸書に贈られる文学賞である。主催は新潮文芸振興会、後援は新潮社。
長年にわたり新潮社が開催した日本文学大賞の後継イベントとして、純文学を主とする三島由紀夫賞とともに1988年に創設された。略称は主に「山本賞」や「山周賞」(「山本賞」という名称の賞は他のジャンルにも存在しているので区別するため)と呼ばれています。
選考対象は、前年4月から当年3月までに発表された小説とされているが、実際はその期間に発行された単行本が対象になることが大半です。
受賞は、選考委員の合議によって決定され、年1回5月に発表される。受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円(2006年現在)が授与されます。
選考委員は現役作家
第7期(第25回から):石田衣良、角田光代、佐々木譲、白石一文、唯川恵
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