海野大透(うんの・ひろと)くんについて
海野大透トランポリン選手が注目を浴びています。
トランポリンの2016年環太平洋選手権が米ワシントン州エバレットで8日に開幕する。13~17歳の部に海野大透(浜松修学舎2年)が出場します。
海野大透プロフィール
氏名:海野大透(うんの・ひろと)
出生地:静岡県静岡市
生年月日:2000年3月19日
学歴:静岡市立長田南中学校から
浜松修学舎高等学校へ進学し現在在学中
身長:169cm
体重:56kg
家族:家族は両親と姉、祖母、曽祖父母
祖母弘美さんは「静岡トランポリンクラブ」を主催しています。もとトランポリン選手です。
25年前に自宅隣に作ったそうです。
静岡トランポリンクラブは自宅の横にあるため、海野大透は非常に恵まれた環境にあります。
また、学校で練習の無い日はコーチでもある父・大輔さん(38)と週5回のペースで練習するそうです。父子で技の習得に励んでいるようです。
1日に2時間以上、ただひたすら空中で回る練習を続けています。海野大透は怖さはなく大きい技をやると楽しいそうです。さすが3歳から遊んでいるトランポリンなので。
トランポリンの点数の仕組み
トランポリンは10種類の異なる技を連続して行います。
採点のポイントは技の難しさを示す「難度点」、完成度や美しさを見る「演技点」、ジャンプの 高さが得点につながる「跳躍時間点」の3つ。
中央のジャンピングゾーンを外れると減点となります。
審判員
演技の華麗度を審査する演技審判員5名(最高点と最低点は除外し、3名の合計点を得点とする)と、技の難易度を審査する難度審判員で審判団が構成される。
姿勢
ベッド(トランポリンの面)上の宙返りの空中姿勢は、
- タック(Tuck、抱え込み型)難度点0.5
- パイク(Pike、屈伸型)難度点0.6
- レイアウトあるいはストレート(Layout あるいは Straight、伸身型)難度点0.6
の基本的な3種類と、タックとパイクの要素を含んだパック(Puck)があります。これに捻り(1/2捻り毎に0.1の難度点が加算される)を組み合わせて演技が行われる。10本連続して演技を行い、合計点が計算されます。
その他ベッド上の姿勢には、フィート(Feet)シート(Seat)フロント(Front)バック(Back)などがあります。
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海野大透の技の特長
海野の強みは難度の高さで、オリンピックでも通用する大技も 習得している。強靭でしなやかな筋肉と抜群のバランス感覚が高速回転を可能にしています。
3歳でトランポリンをはじめ小学3年で競技の道に進みました。
父親の海 野大輔コーチは大透が競技の道に進んだことでコーチに専念し、2人で試行錯誤を続けてきました。5歳から親子で楽しんでいるスケートボードも、体の軸やバラン ス感覚が鍛えられたといいます。
父の指導を受けながら浜松修学舎高校のトランポリン部にも入部し掛け持ちをしています。
先輩たちにも刺激になっており、先 輩が海野にアドバイスを受ける場面も。
同世代からは既に一目置かれる存在になっています。問題は、ジャンピングゾーンに収まらず演技の出来に波があること。
練習でもたびたび表 れコーチの父も指摘しているが、思春期真っ只中で父親の指導に素直に向き合えないことが。海野大輔コーチは「強制されるのを嫌うというか、わがまま」と語っています。
父親がコーチという環境がすこし甘えを生んでいるのかもしれません。
父親には素直になれない海野大透は、代表合宿に参加した際に伊藤正樹選手にもらったジャー ジを大切にしていました。
伊藤正樹選手が海野大透を指導
伊藤正樹選手は高いジャンプを武器に日本人歴代最高の4位入賞を果たし、2008年と2011年には世界ランク1位となった。世界一と呼 ばれるジャンプは約8メートル。ビルの3階に達する高さだが、ジャンピングゾーンからほとんどブレることのない正確な演技で若手世代最高の手本となっています。
伊藤正樹は海野大透について「自分らの世代が東京五輪のメインになってやる、という気持ちをまだあまり感じない」「上が辞めたから上に行くんじゃなく て、強い上がいる間に上に行ってもらいたい」「正直にいえばまだまだ負けない」と語りました。
体育館に 来た伊藤を見た海野は、戸惑いながら頭を下げ、興奮した様子で笑顔を見せました。かしこまらなくていいという伊藤に海野は「緊張して・・・」と言葉少なでした。
伊藤は初めて海野の演技をしっかりと見て「横から見た美しさは自分よりもきれいなんじゃないか」と評価した。しかし技の難度が上がると伊藤は「おうお うおう・・・」「回転を回そうとの意識が強く、ジャンプが悪くても気づかない」
とジャンプがおろそかになっているという根本的な問題を指摘した。伊藤は 「ジャンプは一番簡単な基礎であり、一番むずかしい」と語りました。
まとめ
最大の目標は、4年後の東京五輪。「自国での大会で勝てれば、誇らしいこと」といっています。
2020年東京五輪の強化指定選手に選ばれています。
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