10月30日【がっちりマンデー】
歯磨きが30秒で終わる?!あの名門大学で手を使わず優しく、しかもしっかり磨いてくれるマシンが開発中!
この商品見た目くわえるのは少し勇気がいるかもしれない。
今普及している電動歯ブラシからいかつい外観があるから。
早稲田大学理工学術院の石井裕之准教授らのグループは、手を使わずに歯が磨ける全自動歯ブラシを開発している。ロボット的視点の歯磨きである。
高齢化社会・日本で健康的な生活を続けていくには「歯」が重要。厚生労働省による健康づくり運動「健康日本21」の中でも、歯の喪失を防ぐことが推奨されている。
だが、歯の健康を維持するために欠かせない「歯磨き」という行為は大昔からあまり変わっていない。
最近では電動歯ブラシの人気も高まっているものの、手動での歯磨きでは個人の磨き方に差が大きい。これを解消する意味でも歯磨きロボットの開発意義は大きいと考えられる。
メリット
- 高齢によって筋⼒が低下していくと独⼒での歯磨きも可能
- 介護者による歯磨き補助の負担を減らす事が可能
- 手動では人によって磨き方に差が出る。
性格が出るので均一な歯磨きができない。 - 健常者でも両手があくため、朝の通勤前の忙しい時間帯
の時短につながる。
現在市販されている電動歯ブラシと異なり、マウスピースを口にくわえておくだけで、小型電動モーターが口の中で上下左右にブラシを運動させて歯垢を除去してくれる、いわば「歯磨きロボット」。およそ30秒間で、手で磨いた場合と同程度に歯垢を除去できる。
歯磨きをしながら髪型を整えたり、家事をしたりと、多忙な人にもメリットがありそうだ。
なぜ歯磨きが必要なのか
歯面または歯と歯茎の隙間に付着した歯垢(プラーク)を放置してしまうと口内疾患(虫歯や歯周病)を誘発し、口内機能が衰弱してしまい。身体機能の低下にもつながる。
また、歯周病によって様々な病気のリスクが高くなると言われている。
共同で開発を進めている早大発のベンチャー「ジェニクス(Genics)」は2019年度中の試験販売開始を予定していますが。商品は2022年現在まだ市場には投入されていません。