関西の絶景スポットは竹田城址です。
【写真提供：吉田利栄】
兵庫県朝来市
竹田城跡
桜の季節もいいですが、なんといっても
やはり、雲海の季節がベストな季節ですね。
となればやはり１１月から２月頃でしょうか。
標高353,7mの古城山の山頂に
竹田城跡があります。
竹田城は、山名宗全が本拠・此隅山城の出城として、
嘉吉年間（１４４１～１４４３）に約１３年を
費やして完成させた山城である。
城には、播磨の赤松氏、 丹波の細川氏らの但馬侵入に
備えるために、山名四天王といわれた太田垣光景が配されました。
以後、太田垣氏が七代にわたって、城主を務めました。
その後播磨・龍野城主だった赤松広秀が朝来郡２万２千石を
領し竹田城主となりますが
慶長五年（１６００）、広秀は関ヶ原の戦いで
西軍に味方し丹後・田辺城を攻めたが、
西軍が敗れたため、東軍に鞍替えし鳥取城攻めに参加しました。
しかし、城攻め中に城下に火を放ったとの罪で
徳川家康から切腹を命じられ、自刃。
そして、そのまま竹田城は廃城となってしまったのであります。
廃城とは悲しい歴史、
いまのこの活況・・・観光客が押し寄せている
様は戦国時代には想像すらできなかったでしょう。
南北約400ｍ東西約100ｍに広がる
山城で石垣が素晴らしく現存する石垣遺構としては
全国屈指です。
秋から冬にかけて、晴れた早朝には
朝霧が発生することがあります。
それを目当てに多数の観光客が
押し寄せます。テレビ等でみられた
方も多いと思います。
この雲海に包まれた城跡は、まさに天にうかぶ
城であり、「天空の城」と呼ぶにふさわしい
幻想的な風景を見せています。
この景色を見ようと観光客はうなぎのぼり。
また竹田城跡は虎が臥せているように見えることから
虎臥城(とらふすじょう）とも呼ばれ
山陰随一の桜の名所としてもしられます。
竹田城址撮影ベストスポットは
竹田城跡から円山川、国道312号、ＪＲ播但線を
挟んだ東側にある、標高757の朝来山の中腹に
立雲峡があります。ここが雲海に浮かぶ
竹田城址の撮影ベストスポットです。
駐車場付近からでも竹田城址を一望できますが、
山の遊歩道を上がった方が城跡を俯瞰でき
雲海に浮かぶ天空の城イメージで撮影が
可能です。
アクセス
①ＪＲ竹田駅からタクシー10分
②北近畿豊岡自動車道・播但連絡道路
和田山ＩＣから国道312号線経由10分
スポンサーリンク
