大塚雄介氏
通貨取引所コインチェックの
マーケティング最高執行責任者(COO)
最近ではタレントの出川哲朗をCMに起用
コインチェックの取扱量を増やしてきた
営業責任者です。
約580億円分の顧客の仮想通貨「NEM(ネム)」が
流出した問題で揺れる仮想通貨取引所大手の
コインチェック(東京・渋谷)。
金融庁は2018年1月29日、同社に業務改善命令を出しています。
1月28日、約26万人全員に日本円で返金すると表明した。
問題が発覚する直前の25日、渦中の同社で仮想通貨事業の
中心的役割を担う大塚雄介・最高執行責任者(COO)は
大塚雄介氏の発言からコインチェックの実像を追います。
JR渋谷駅の新南口改札から徒歩1分のオフィスビル。
この3階にコインチェックの本社があります。
「仮想通貨取引所はすでに1.5強。うちがトップで、
ビットフライヤー(東京・港)さんがうちの半分くらい」と
大塚氏は自信たっぷりに語りました。
「口座数は非開示だが、3年かかるところを1年で
やってしまった印象」と続けます。
かなり強気の顧客戦略
顧客の属性については
「口座数ベースで30~40歳代が中心らしいです。
男女比では男性が6割、女性が4割」と答えました。
案外女性が多い印象。
社会人として油が載った年代です。
大塚雄介のプロフィール
- 群馬県立太田高等学校卒業
- 早稲田大学理工学部卒業
早稲田大学大学院卒業 物理学修士号取得。
専攻は量子理論力学。
2006年 元リクルート系企業(株式会社ネクスウェイ)で
法人向け新規事業開発ならびにサービス開発を9年経験。
年間売上12億の新規事業をゼロから立ち上げ
全社VP賞を2度受賞。
事業アライアンス・広報・マーケティング・ビジネス面を担当。
大塚雄介の職歴
2006 年、株式会社ネクスウェイに入社。
ネット広告新規法人営業(1 年)/新事業創出プロジェクト(3 年)を経て、
新規事業(クラウドサービス NEXLINK)の企画・設計の副責任者に就任(3 年)。
2012年よりレジュプレス株式会社・取締役。
主にビジネス提携・広報・マーケティングを担当。
2014年8月『coincheck』サービス開始。
2016年7月現在で取引額は180億を超えている。
2017年3月
コインチェック株式会社に社名変更
専門は IA/UX/UI デザイン。ITmedia にて UX/UI コラム執筆中。(http://blog.marketing.itmedia.co.jp/yusuke56/)
大学時代の専攻は量子理論物理学。現在、
56’sLoungeという3〜6ヶ月に1度の
音楽イベントを開催しDJとしても活動。
大塚雄介の著書
タイトル:いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
初心者にもわかるように良い本だとおもうのですが、
やはり先日の580億円26万人に被害を与えた
会社の重役が書いたという意味では、
理論的にはビットコインは盗まれるはず
はない。とあってもいやいや現実は?
この本よく売れているようです。
私の持っている本で
発行日:2017年3月25日 第1刷
2017年7月25日 第6刷
4ヶ月で5回の増刷を行なっています。
いわゆるベストセラーに間違いない!?
いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン [ 大塚 雄介 ]
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非常にわかりやすい解説書です。
私が気になる箇所は以下の箇所です。
ここに非常に違和感を覚えました。
ビットコインではなくNEMなのですが
お客の大切な資産を預かっているので
言い訳は出来ません。
その仮想通貨を取引所に上場した時点で
取引所は責任を持たねばなりません。
もちろんこの本はビットコインに
ついて書かれた本ですが、
マウント・ゴックスのような出来事が
他でも起こる可能性に関して、
お客様から預かるビットコインに関しては
これを盗まれるのは取引所にとって死活問題
ですから、何重にもセキュリティーをかけています。
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お客からの預かり資産は全て
オンライン上においているわけでは
ありません。
全体を100とすると、そのうちの数%
しかオンライン上に置かず、それ以外は
インターネットから物理的に切り離して
オンライン環境で厳重に保護してあります。
そうすることで、外部からアッタクを受け、
万が一盗まれてしまったとしても、
被害をその範囲にとめる事ができるのです。
中略・・・
ビットコインは24時間取引ができるので、
取引所が預かっているビットコインの総額は
常に変動していますが、私たちは数秒ごとに
チェックをいれ、0.5%以上の幅で変動
した時はアラームが発せられ、即座に何が起きているかを
チェックできる体制をとっています。
このようにセキュリティについてコインチェックは
マウントゴックスのようにヘボくはないよ。
と大塚さんは述べています。
しかし結果は、先日の報道のとおりです。
暗号通貨はセキュリティが完璧
といっても取引所はまだまだセキュリティーの
抜け道がありそうです。