6月2日爆報!THE フライデー2017年6月2日(金) 19時00分~19時56分
TBS系列で放送
ロザンナさんはイタリア人の歌手です。
1967年、日本でミュージシャンをしていた叔父の勧めで、音楽学院を卒業と同時にグループ歌手として17歳で来日。
両親の借金返済のため、イタリアの小さな田舎町から、17歳で歌手として日本にやってきたロザンナは、苦労の連続だったといいます。
『ヒデとロザンナ』としてデビューしたのは1968年デビュー曲のB面だった『愛の奇跡』が大人気になり、その後も次々にヒット曲を連発。紅白歌合戦にも出場。
押しも押されぬデュオとなりました。
ロザンナの国籍は今もイタリア国籍です。
この国籍問題に元夫のヒデや子どもたち、イタリアの実家の両親達がどう関わっていたのか?紹介します。
ロザンナ・ザンボン
「ヒデとロザンナ」の一人
生年月日: 1950年7月3日(66歳)
出身地 :イタリア ヴェネト州
スキオ
ジャンル: 歌謡曲 ボサノヴァ
職業: 歌手、テレビタレント
活動期間: 1968年 – 1990年ヒデとロザンナ
レーベル 日本コロムビア
ワーナー・パイオニア
1975年2月に出門英と結婚、二男一女に恵まれます。
1990年6月17日、夫の出門英が結腸癌で47歳という若さで逝去。
故郷・イタリアに帰ることも考えたそうだが……。
ガンで亡くなった最愛の夫・ヒデの納骨の日に、愛人が病室にこっそり来ていたことを知り、さらに打ちのめされるエピソードがあります。
これはきつい。愛人がいたという事実。
しかしロザンナが18歳で出会ってからずっと、今でも一番愛しているのはヒデだという。
「せっかく夫婦になったら、いろいろ間違いは起こるけど、ずっと一緒に歩んでいくべき」という考えをもっています。
何度裏切られても、生涯をかけて、1人の日本人男性を愛し抜いたイタリア女性の情の深さ。これこそ本物の純愛かもしれないです。
ロザンナの帰化問題
一時はイタリアへの帰国も考えたそうです。
なにせヒデには死ぬまで愛人が存在したという事実。
もう日本が嫌になってイタリアに帰りたいと思っても不思議ではないです。
ロザンナは「イタリアの父にも『(帰国は)よく考えなさい』と言われましたし、子供たちにも『日本で暮らしたい』と言われ、残ることにしました。それから25年たちますが判断は正しかったと思います。
今回帰化申請を考えているのも愛するヒデのお墓に入りたいため。
ロザンナは終活を考えているのでしょう。遺産の相続のことで子供に迷惑をかけたくないというのも大きな理由です。
2016年1月21日に始まりました。
最初の壁は小学2年程度の漢字の読み書きが必須であること。
音読みと訓読みがわかりません。
帰化申請の壁・・・その2
書類の壁がある。100枚から200枚
日本の帰化申請は非常に厳しいのです。
日本名は加藤絽山奈(かとうろざんな)
日伊国交について
「できることなら私も何かお手伝いしたいですね。いまも私はイタリア国籍なので、いまだにイタリアの大統領選挙の投票用紙が東京の私のところに来るんです。(2015年現在)
このまま亡くなると、埋葬なども面倒ですし、ヒデと同じお墓に入りたいですから、早く日本国籍に変えなくてはいけませんね(笑)」
終活目的でロザンナは帰化申請をしたいようです。
ロザンナの今現在と子どもたち
ディナーショー、いろんな講演活動などをされていますが、イタリア家庭料理研究家としての肩書もあります。
イタリア調理師協会の名誉会員なんです。イタリア料理の本なども出版されています。
「パスタだいすき」という本は娘の万梨音さんとの共著です。
また、「ロザンナのとってもおいしいミネストローネ」が販売されています。通販で購入可能です。
長女でモデルの万梨音(35)と、2人の孫と同居しています。
孫からすると私は“口うるさいおばあちゃん”のようです。私が言っているのは『ご挨拶しましょう』『親を尊敬しなさい』『乱暴なことは言わない』……そんな基本的なことなのですが、難しいですね(笑)」
長男は音楽家・画家の士門(しもん)。クリエイター集団風の人、三味線ユニットエツナブメンバー。
次男はミュージシャン。バンドsmorgasメンバー(MC)の来門(らいもん)。2008年2月、大麻取締法違反で警視庁碑文谷警察署に現行犯逮捕されるも後に不起訴となる過去が。
長女は長女はモデルの万梨音(まりおん)。2004年6月結婚、出産。
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帰化申請の手続き
帰化申請の審査期間は約6ヶ月から1年であり、イタリアの出生証明書や婚姻関係証明書など膨大な書類を法務局に提出しなければいけません。
ロザンナは申請から1年3ヶ月で法務局より連絡があり、帰化申請は認可されました。
イタリア人の帰化申請のポイントは
1 イタリア人の方が現在持っている在留資格を確認しましょう。
2 帰化申請するイタリア人が生まれてから現在までの「住所歴」「学歴」「職歴」「婚姻など」を把握しましょう。
3 日本でアルバイト経験のある方は、アルバイト先の情報も必要となります。
4 結婚している方は、配偶者(日本人・イタリア人に関係なく)の情報も必要になります。
5 日本人と結婚しているイタリア人は、帰化する条件が緩和されます。
6 交通違反の多い・免許停止になった事のある方は要注意です。
7 犯罪等により執行猶予や実刑を受けた経験のある方も要注意です。
8 日本に生活基盤があることが条件であり、1年間に150日以上海外にいた方は要注意です。(仕事での海外渡航も含む)
9 転職が多い方や収入が安定していない方(アルバイトなど)も要注意です。
10 日本で帰化する上で、イタリア国籍がどのようになくなるかを知っておきましょう。
11 イタリアの本国書類は、出生公証書・結婚証明書・離婚証明書・死亡証明書など申請者によって異なります。
12 帰化は、膨大かつ詳細な情報を記載した書類が100枚以上になる方が多いため、時間に余裕をもって申請しましょう。
13 申請後の面接や審査ポイントなども私たちが事前にアドバイスします。
14 イタリア人の帰化申請は、面談時に日本語試験が行われます。
15 イタリア人の帰化申請は帰化の動機書が必要です。
16 納税・収入・貯金・海外渡航歴・犯罪歴・仕事・法令遵守・交通違反などが重要なポイントです。
17 必要書類が揃わない状況でも、イタリア人の帰化申請は状況により帰化申請できる可能性はあります。
18 帰化後の名前に使用できる文字は、日本で認められた文字以外は使用できません。
19 ご家族一緒に帰化申請を行う場合は、書類が一部省略できます。
20 帰化は世帯全員・ご両親・ご兄弟の情報が必要です。
21 日本人と結婚しているイタリア人が帰化する場合、日本人の情報・日本人のご両親の情報も必要です。
22 イタリア本国の書類が必要になるため、まずはここから取得しましょう。
23 帰化とは、イタリア人から日本人になることです。
24 帰化許可後は、役所で帰化届出を行い、その後に日本パスポートの取得を行うことが出来ます。
25 帰化はイタリア人が生まれてから現在に至るあらゆる情報を元に審査します。
なかなか書類も多いです。
まとめ
ロザンナさんは帰化申請の準備をもうはじめているか、準備段階かは番組をみないと不明です。しかし書類の数だけでも100枚~200枚必要な大変な作業です。
ちなみに帰化申請を行政書士に依頼するとこうなります。
手続名 | 帰化許可申請 |
---|---|
料金 | 120,000円~ |
審査期間 | 6ヶ月~1年程 |
申請書類 | 100枚~200枚 |
提出先 | 住所地を管轄する法務局 |
申請者が15歳以上 | 本人が法務局へ出頭 |
家族一緒に帰化 | 書類が少し省略できます |
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