ザ・ノンフィクション ボクは梅湯の三次郎~野望編~
2019年7月14日(日) 14時00分~14時55分
2015年、廃業寸前だった銭湯「サウナの梅湯」をたった一人で引き継いだ若者がいる。
湊三次郎、当時25歳。消えゆく銭湯を守る、そう決意した三次郎だったが現実は違った。設備の老朽化、集客もままならない。肉体的にも精神的にも追い込まれていった…。
あれから3年。三次郎は28歳になった。梅湯の経営をなんとか軌道にのせ、京都でも一二を争う人気店へと育てた。
そんな三次郎の次なる野望は、2軒目の銭湯の経営。
2018年11月、三次郎はついに滋賀・大津市膳所にある「都湯」を引き継ぐことに。
二軒も一人でやることはできないと、今回はスタッフを集め、店を任せようと考えた。
■大津の都湯には前経営者の重いが詰まった銭湯だった
都三次郎さんが引き継いだワケ
地方の銭湯の復活を強く願っているから。
地方銭湯を特になんとかしていきたい」という気持ちが日に日に強まっています。
学生時代に、銭湯ファン界の関西のドン・松本さんの
「激渋銭湯 http://www.sairosha.com/meisento/sento.htm 」のサイトをもとに地方の銭湯を旅した思い出が、ウルトラ素晴らしい人生の宝で、訪ねた銭湯全てに感謝の気持ちがあります。だから、地方銭湯への思い入れが強いんです。
東京をはじめに、有名な銭湯ばかり(言えば、梅湯もそう)取り上げられている現状が、退屈でクソほどツマランのです。
もちろん、それら銭湯の努力の結果であって、メディアも含めて銭湯業界を盛り上げているわけで、悪いことなんて一つもない。非常に有り難く、素晴らしいことだと思う。ただ、他にもいい銭湯たくさんあるんだぞ!!ってのを知らしめてやりたいのです。
そんな個人的な想いは置いておいて・・・
都湯は1970年春、故北坂禅吉さんが開業した。禅吉さんは小学3年時に結核を患い、薬の副作用で両耳の聴覚を失った。妻の由紀子さん(72)は「『聞こえなくても負けるか』という気持ちで、熱心に仕事をしていた」と振り返る。
解体業者から譲り受けた木材を燃料にする作業に、毎日午前9時から午後4時まで没頭。午後10時に営業終了後は毎晩、ボイラーにさび止めを塗るなど手入れを欠かさなかった。病気になり、14年から入退院を繰り返したが、亡くなる直前も「まだ続ける 銭湯やめない」と紙に記した。
遺志を継ぎ、いつでも再開できるよう、由紀子さんは休業後の2年間も脱衣所を掃除し、モーターを稼働させてきた。「『駐車場にしたら』とも言われたが、46年間大切にしてきて取り壊すなんて考えられない」
今年6月、都湯の休業を知った湊さんが「経営したい」と申し出た。
スポンサーリンク
■都湯の目標はズバリ
1日120名の集客!
元々、1日40人〜50人くらいの集客だったようです。
ボイラーの新調やロビーへの改装などで、700万円くらい初期投資がかかる見込みです。
なので、120名平均までもっていかねばなりません。
数字の話は以上で、単純に、都湯良い!銭湯最高!って思ってもらえる方を増やしたい。それに尽きる。
今後の個人的な展望ですが、都湯を足がかりに、
「梅湯の湊くん」から脱却し、「日本全国の銭湯を復活させる銭湯活動家 湊三次郎」に成長すべく、広範囲で銭湯を復活させていきます。早くも、次の銭湯を探しています。
これからが、本番!!まずは都湯!よろしくお願い致します!
都湯のアクセス
入浴料:大人(12歳以上の者)430円
中人(6歳以上12歳未満の者)150円
小人(6歳未満の者)100円
営業時間・期間
PM4:00~PM11:00
休業日
毎火曜日
アクセス
電車・バス・車
JR京阪膳所駅東へ250m
駐車場
有 5台
スポンサーリンク