逆転人生「世界最大級のネット炎上」
2019年5月20日(月) 22時00分~22時50分 NHK総合テレビ
ネット上で誹謗中傷が殺到する『炎上』。世界最大級の炎上に直面したのが、弁護士の唐澤貴洋さん。ネットで100万回以上も殺害予告…しかしそこから意外な方法で大逆転!
ネット上で誹謗(ひぼう)中傷が殺到し収拾のつかなくなる『炎上』。ネット史に名を残す最大級の炎上に直面したのが、弁護士の唐澤貴洋さん(41)。
ネット上で受けた殺害予告はのべ100万回以上。あのジャスティン・ビーバーに次ぐ“世界2位”の数だ。いざ炎上に見舞われると、生活はどうなってしまうのか?危機的な状況をどう打開したらいいのか?本人目線で世界最大級の炎上を追体験しながら、逆転のノウハウを
唐澤貴洋のプロフィール
1978年1月4日生まれ、東京都港区出身。法政大学第二中学校、都立新宿山吹高等学校を経て慶應義塾大学総合政策学部を卒業。
早稲田大学法科大学院修了を経て、司法試験合格(新試)。
2010年に弁護士登録ののち、2011年7月4日、恒心綜合法律事務所を設立。現在は恒心綜合法律事務所を発展解消し法律事務所steadiness で弁護士業務を行なっている。
「インターネットに詳しい弁護士」として、掲示板やブログでの誹謗中傷の対応(書き込みの削除、発信者IP情報開示、著作権問題の解決など)のほか、知的財産権問題、未払い残業代請求、労働紛争、遺言相談、高齢者・障害者の財産管理、企業のコンプライアンス整備などにも対応している。
唐澤貴洋は2つの著書のいずれにも「100万回殺害予告された」と題しています。
「弁護士ドットコム」をはじめとする宣伝記事にも、唐澤貴洋が100万回殺害予告されたと断定する表現が目立ちます。
これらを文字通りとらえ、唐澤貴洋が100万回の殺害予告を受けたのが事実であると勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
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確かに、インターネット上では「全世界被殺害予告ランキング」なるものが流布しており、それによると第1位はアメリカの歌手ジャスティン・ビーバー氏(12,610,000回)、第2位が唐澤貴洋(1,570,000回)、第3位がジョージ・W・ブッシュ氏(95,000回)とされています。
しかしこれは、明確な根拠もなく出典も不明であり、単に誰かが面白がって適当に書いたものにすぎない可能性もあります。
実際、唐澤弁護士自身も「100万回の殺害予告」に根拠がないことは認識しており、テレビ番組に出演した際は「インターネットで言われているのは、100万回以上」などと前置きをすることもあります。
「100万回殺害予告されている」というのはある意味で唐澤弁護士のアイデンティティであると思われ、事実ではないかもしれないと知りながら、宣伝文句として(または箔をつけるために)あえて言っているのだと考えられます。
ちなみに唐澤弁護士はまさにその著書の中で「インターネット上で飛び交う情報の多くは、根拠がなく、真偽も厳密に精査されないまま、容易にリツイートやコピーをされて、拡散していく。」と述べています。
唐澤弁護士の宣伝文句「100万回の殺害予告」もその典型例といえそうです。
またある時は山尾志桜里衆院議員の不倫相手として唐澤貴洋弁護士の名前が挙がったこともある。完全なフェイクニュースなのだが、
山尾志桜里の不倫記事が掲載される週刊文春が出る前に、あるジャーナリストが山尾議員の不倫相手はK弁護士とツイッターに書き込んだのを見つけた人たちが、ツイッターにK弁護士は唐澤弁護士ではと書き込んだのが拡散した。
都内の某テレビ局がアポなしで唐澤弁護士本人に取材を敢行。その時はじめて唐澤貴洋弁護士はその事実を知ったのだ。
その書き込みを本当に信じたのですか?と取材陣に聞き引き取っていただいた。
それほどネットの情報はあやふやなものである。
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