広島カープの新井貴浩内野手(41歳)が現役引退を表明しました。
新井選手といえば阪神の金本監督が選手時代一緒に護摩行を行う姿が印象に残っています。
阪神当時は金本知憲外野手のオーラがすごすぎて、金本に可愛がられる?いびられている?ような印象で、こんな2000本安打とか達成する選手に思えなかった?これは私の私見ですが。
そういう意味では阪神在籍時はなにか金本選手の影で萎縮して、実力が出せなかったのかもしれません。というか阪神時代の最後の3年間の成績が良くない。
もっというと、広島時代の2000年~2007年が突出した成績です。
新井貴浩選手は優しくて努力家!
駒沢大学元野球部監督太田誠氏(82)によると、
「卒業後の進路は社会人に決めていたが、本人がドラフト10日前に『契約金はいらないからプロに行きたい』と言ってきたんだよ。
それくらいプロで活躍できるだけの実力が大学卒業時にはなかったようです。
『無理だぞ』と言ったが、本人があまりに純粋で真剣だから、監督はOBの野村(前広島監督)に連絡し、なかば野村選手のコネ?といえば失礼ですが!で広島カープに入団。
ドラフトでは6位でかろうじて指名されました。
太田誠監督は当時2000安打とか39歳でMVPとか考えられる選手ではなかったそう。
プロでは無理と思っていたのです。
中日-広島戦を浜松でやった時、大田監督は当時東京に住んでいたのですが、浜松にある太田家の墓参りに新井貴浩選手は行ってくれた。太田誠監督は新井貴浩選手が本当に律儀で優しいと思ったそうです。
常に感謝の気持ちを忘れず、謙虚な人間性が選手やファンから愛される所以です。
座右の銘は『球の心は正直者』
どういう意味でしょう?
「球の心は正直者」これは前述の駒沢大学元監督の太田誠氏の言葉らしい。
パクッたのか?
例えば守備の場面で打球がイレギュラーバウンドしたとします。もっと練習を一生懸命やっていれば自信を持って一歩前で捕れたのではないか。弱気な心が前へ出ることを躊躇させ、その結果イレギュラーバウンドしたのではないか。球は正直者なんだよ。待ったキミを知っている……。そんな意味の言葉だそうです。
深い言葉です!イレギュラーバウンドも本人の練習が足らないから?
コミカルに見えて手厳しい言葉です。
いつも全力プレーで手を抜かない新井貴浩という男にピッタリの言葉かもしてません。
なお引退試合は行わない意向です。
球団は引退試合は開催しない方向です。広島・鈴木清明球団本部長はこの時期に発表したのは「これだけの愛されキャラ。ナゴヤドームや神宮、東京ドームでも、最後と伝えてから見てもらった方がいい」と説明しています。
球団本部長はリーグ3連覇、日本一に挑む中で「全国のファンに真剣勝負を見てもらうことが、引退試合のようになれば」と願っています。