村尾建兒(ムラオタズル)特定失踪者調査会専務理事
ザ・ノンフィクション
オレがやらなきゃ誰がやる!~北朝鮮へ送るラジオ放送「しおかぜ」~
「北朝鮮にいる日本人の皆さん、必ず助け出します!」
8月20日(日) 14:00~14:55 フジテレビ系列放送
主人公村尾建兒(ムラオタズル)さんは、10年以上に渡って北朝鮮に向けたラジオ番組「しおかぜ」を制作・放送している52歳。
広告マンから一転、膠着状態の拉致問題に風穴をあけるため、ラジオ局を立ち上げたのです。
少年時代は弱虫だったという村尾さん、一体、何が彼の心を突き動かしたのか…。
しかし、いざ始めてみると、次々と問題が村尾さんに襲い掛かります。
放送は毎日、北朝鮮にいるはずの日本人リスナーを励ますため、ひたすら日本語で語りかけます。
しかし、この日も、電波が届いているか、公園で確かめてみると…。その上、少ない資金で運営する日々。
村尾さんは疲れ果てています。
そんな中、村尾さんは、北朝鮮国境近くに行き、ある秘策を持って旅立つことを決意する。だが、またしても想定外の妨害電波が村尾さんを待ち受けていた…。
でもこういう活動は素直に国の取り組みでは?
安倍総理は自分の火の粉を振り払うのに必死でまた憲法9条改正に熱心ではあります。
拉致問題解決など全く進んでいないのが現状。
見たところは対話の窓口すら北朝鮮とは見いだせないのです。
特定失踪者調査会ラジオ放送
- 放送内容
- 第一放送(日本語)
- 故郷のBGMの始まりと共に
- 拉致及び拉致の可能性がある失踪者名前読み上げ
- 家族からの手紙「みんながあなたを待っている」
- 家族の絆(直接の呼びかけ)「きっと助けてあげる」
- 情報提供のお願い
- 第二放送(日本語、朝鮮語、英語、中国語)
- 故郷のBGMの始まりと共に
- しおかぜニュース(日本語「日本海にかける橋」、朝鮮語「シオカゼ ソシク」、英語「This is Shiokaze Sea breeze」)
- 拉致及び拉致の可能性がある失踪者へ呼び掛け(朝鮮語、英語、中国語)他
- 情報提供のお願い
- 第二放送では、各番組がランダムに放送される
短波放送
放送時間帯はNHKの短波放送の空き時間に限られる。
- 放送時間帯
2017年(平成29年)3月27日現在
放送時間(JST) | 周波数 |
---|---|
01:00-02:00 | 6090kHz、6165kHz、7215kHzのいずれかの周波数 |
22:00-23:00 | 5965kHz、6040kHz、7215kHzのいずれかの周波数 |
23:05-23:35 | 6090kHz、6165kHz、7295kHzのいずれかの周波数 |
23:30-00:30 | 1431kHz(日本語、朝鮮語のみ) |
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- 北朝鮮の放送妨害
特定失踪者調査会によると妨害は放送開始半年後の平成18年4月からほぼ毎日確認。
妨害され次第、周波数を変更するが、北朝鮮は3日ほど遅れて妨害を再開していています。
2007年3月29日の朝と30日朝の2回、しおかぜに対して妨害電波が発信された事が明らかとなり、朝日新聞、産経新聞等の各メディアにより報道される。
総務省は、妨害電波は平壌付近から発信されたことを確認し、30日、国際電気通信連合(ITU)に対し、この電波がITUの無線通信規則(en:ITU Radio Regulations)に違反していると通報しました。
違反の内容は、電波には混信源特定のために義務付けられている識別信号(コールサイン)が付加されていない事です。
この通報は、混信の排除に向けた手続きの第一歩で、現在は北朝鮮から放送が妨害がされているとしてITU経由にて北朝鮮に混信排除を要請している
また、周波数変更を行ったしおかぜに対し、2007年11月2日、2008年4月4日と妨害電波が発せられ、それ以後の度重なる妨害に対しても引き続き同様の措置が取られています。
最近は特に冬季に妨害電波の休止や時間短縮が増え、昨年9月から12月まで放送された中波に対する妨害電波の発信は週1、2回にとどまっています。
昨年3月1日には、1日当たり2時間半の放送時間のうち、開始2分後に妨害が始まって5分後に停止。同2日には妨害はなく、同3日には放送10分前に送信が始まり途中で止まりました。
これは北朝鮮の水力発電の供給力低下があるとの見方が出ています。
しおかぜを放送する茨城県内の送信所は概算で毎時最大500キロワットの電力を消費する。対する北朝鮮は放送機材やインフラなどの劣化から電力ロスが相当に出るとの見方を加味。同程度の電力が必要だが、北朝鮮の妨害の減少はその確保が難しいのではないかと、特定失踪者調査会はみています。
【後記まとめ】
しおかぜは北朝鮮による拉致問題を調べている「特定失踪者問題調査会」が発信するラジオ放送です。
17年10月に短波で放送を始めた。朝鮮国内向けに拉致問題や国際情勢などのニュースを伝えるほか、拉致被害者家族の近況やメッセージを流している。運営費は一般からの援助などで賄われています。
28年秋に開始した中波放送は資金難で休止。
最初にもかきましたが、こういう活動が、政府の援助無しで民間にすべて任されているこの国の拉致
被害者対策に疑問を持っています。
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