KDDI田中社長、デザリングオプション1000円設定時はよく考えていなかった
KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏は、大容量プランで設定している1000円というテザリングの料金の根拠について聞かれ、「深く考えていなかった」と明かした。
田中社長の”深く考えてい無かったと”言う発言が話題になっています。
無料キャンペーンが延長されており、ユーザーに請求された実績はないが、今後についても「もう少し考えさせてください」と回答している。
田中社長はオプションの1000円の金額設定時には深く考えていず、今となっては1000円を徴収するのは難しいとの見解を示しました。他社に追随した形になりました。
KDDDI田中社長の見解
「その当時は深く考えていなかった。こういうと怒られるかもしれないが。大幅に大容量になるプランであり、ほとんどがそこ(スマートフォン)で閉じた使い方になるのではと考えていた。その上でテザリングは当面は無料としていた。足元をみると、このまま有料化しても不満しか出ないので、まず1年延期させていただいた」。
来年の春以降、無料になるかどうかについては「もう少し考えさせて下さい。市場も大分変化している。その時(来年の春)になったらどうするかは、直前にならないようにお知らせしていく」と答え、有料化は難しい判断であることを滲ませた。
auが大容量プラン「スーパーデジラ」を発表した当時は、前日の2016年9月8日にソフトバンクが大容量プラン「ギガモンスター」を発表しており、これに対抗するという側面も強かったとしており、囲み取材でも「他社が20GB、30GB発表しており、急いでいた。(テザリングの価格は)そこまで深く考えていなかった、というのが本音。さすがに1000円はアレだよねと思う。当面は無料。市場の変化に合わせていく」とコメントしている。
KDDIは、大容量プラン向けのテザリングオプション(月額1,000円)の無料キャンペーンを、2017年4月→2018年3月末までと大幅に延長することを発表。オプション料金は1,000円(税別)のまま据置。
KDDIのお知らせは以下にて。
「データ定額20」、「データ定額30」等に関する「テザリングオプション」の無料キャンペーンを延長 | スマートフォン・携帯電話 | au
KDDI、沖縄セルラーは、2016年9月15日より実施している、大容量データ定額「データ定額20」、「データ定額30」等に関する「テザリングオプション」 (月額1,000円) の無料キャンペーンを、2018年3月31日まで延長します。
キャンペーン期間延長の概要
■キャンペーン期間
変更前:2017年4月30日まで
変更後:2018年3月31日まで
■対象のデータ定額サービス
・データ定額20
・データ定額30
・U18データ定額20
※いずれも(V)がつくプランを含む
ソフトバンクは、「ギガモンスター」など大容量プラン向けのテザリングオプション無料キャンペーンを2017年7月末までに延長。あわせて、2017年8月1日以降のテザリングオプション利用料を月額1,000円→500円へと改定することを発表。 ソフトバンクの発表は以下にて。 ギガモン…