トランプ大統領が就任後に初めて承認した軍事作戦が、大失敗に終わった?
と言われています。
ドナルド・トランプの『アラビア半島のアルカイダ』急襲作戦失敗?とはどういうことか?
表向きあまり褒められた話ではないので、報道はほとんどされていませんが。
2019年1月末に米軍特殊部隊がイエメンにあるアルカイダ系組織の『アラビア半島のアルカイダ(AQAP)』の拠点を急襲した模様です。
その際多くの民間人が巻き添えになったと言われています。
AQAPについて
最高指導者
カシム・ヤヒヤ・マフディ・アル・リミ(Qasim Yahya Mahdi al-Rimi)
- 別名:
- アブ・フレイラ・アル・サヌアニ(Abu Hureira al-Sana’ani),アブ・アマル(Abu Ammar)
最高指導者。1978年6月5日生まれ。イエメン・サヌア州出身。駐イエメン米国大使暗殺未遂事件(2001年6月)を含む大使館関係者や外国人要人などに対する攻撃に関与したとして,2002年にイエメンで逮捕された。
2005年に禁錮5年の実刑判決を受け服役したが,2006年,ウハイシら22人とともに脱走した。2007年の「イエメンのアルカイダ」(AQY)設立時に軍事司令官に就任した。
イエメンでAQAP戦闘員のリクルート活動などに従事していたとされるが,2015年6月,最高指導者(当時)ナーセル・アブドゥルカリーム・アブドッラー・アル・ウハイシが死亡したことを受け,最高指導者に就任した。
同年7月,最高指導者に就任して初となるビデオ声明を発出し,「アルカイダ」最高指導者アイマン・アル・ザワヒリへの忠誠を表明した。
国連安保理「アルカイダ」及び「タリバン」制裁委員会は,2010年5月,AQAPの幹部(senior leader)であるほか,テロ行為を指揮するなどしているとして,同人を制裁対象に指定した。
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ロンドンが拠点の非営利団体「調査報道協会(BIJ)」によりますと、民間人の犠牲者の中には13歳未満の子供も9人いた。
最年少は生後3ケ月の赤ちゃんでした。
米軍はこの軍事作戦で7500万ドルのオスプレー1機を失っています。
兵士も1名が死亡
トランプ大統領は娘のイヴァンカの夫であるジャレット・クシュナー上級顧問らと夕食をしながらこの軍事作戦着手を命令したとされています。
トランプ大統領サイドでは、このイエメンでの作戦を「絶対的な成功」と自画自賛。
先週にはトランプ氏自身のツイッターでも「ミッションは成功」とツイート。
共和党の重鎮マケイン上院議員は「7500万ドルの飛行機を失い、アメリカ人命を失っておいて成功などと言えない」
と厳しく批判。
これに対してトランプは批判は敵を勇気づけるだけと反論しています。
BIJによると、AQAP側この戦いで戦闘員14人を失った。
地元の住民によれば、戦闘員以外に死者は25人
内訳は9人の子供と8人の女性も含まれていた。なおかつ女性のうち1人は妊娠中だった。
この事件を受けてイエメンではアメリカへの批判が高まっている。
イエメン国民の反米感情がさらに強まるでしょう。
米軍はAQAPの最高指導者カシム・アル・ライミの殺害にも失敗した。
カシム・アル・ライミは先ごろ「ホワイトハウスの新しい愚か者が横っ面をピシャリとたたかれた」と揶揄する音声メッセージを発表した。
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