じっくり聞いタロウ ~スター近況(秘)報告~
2019年3月7日(木) 24時12分~25時00分
三木大雲さんは怪談和尚と呼ばれています。
『最凶の呪い面』や『安易に予約の取れるホテルは何かある… 最恐の怖い話』など
怖い話のネタは豊富でその手の番組でよく顔を見かけます。
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しかし三木大雲さんのこういった怪談話よりもっと怖い話がある。
これも三木大雲和尚が経験した実話らしい。
それは三木大雲さんが埼玉愛犬家殺人事件の犯人に殺されかけたこと。
三木大雲の経歴
怪談噺のプロと思いきや実際
京都の日蓮宗のお寺の住職をされています。
三木 大雲
みきだいうん
日蓮宗 光照山 蓮久寺 住職
光照山 蓮久寺
〒600-8374
京都市下京区藪ノ内町607
生年月日:1972年
出身地:京都市の寺院の次男として誕生
出
関西テレビの『怪談グランプリ2010』と『怪談グランプリ2013』に出演し、共に準優勝、『怪談グランプリ2014』では優勝を果たしている。関西テレビ『よーいドン』で「となりの人間国宝」に選ばれる。
青少年育成のための「龍華船(りゅうげせん)」という青少年グループを結成している。寺の法務の傍ら、仏教の講演や、執筆活動、テレビ出演なども行っている。過去には、京都日蓮宗布教師会の法話コンクールで最優秀賞を取った経歴も持つ。
言葉の在り方を考える、言の葉研究所所長。京都発プロジェクト「龍華光」の特別顧問2018年怪談王獲得。
- 次男であったため、継ぐ寺が長年見つからず、家族で極貧生活を数年間送っていた。仕方なく僧侶を辞める決意をしたが、思い留まり、京都の町中で辻説法をして生活。
- しかし、やはり生活は苦しく、再度僧侶の道を断念しようとした。その時、インド人の知人から幾度となくインドに連れて行ってもらい、そこでの色々な体験から、再び僧侶を目指す決意をした。
- 幼少時のある日、昼寝中に金縛りに遭い「脚が欲しいなぁ」という声を聞いたと同時に何者かに足首を引っ張られ、同日の夜にはトイレの前で2メートル程の巨大な猫を目撃し、以来、不思議な現象を感知するようになったらしい。
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愛犬家殺人事件の犯人と知り合いに
で殺されかけたという顛末は?
三木大雲さんが修行時代の話。
あの、私が修行してたのは、関東の、とある場所。
三木大雲さんはこの関東のとある場所で4年間修業をしていた。
寮に入って、お経の読み方、筆の使い方、声明の仕方とか、色んなものをこの4年間で習う訳です。朝4時半に起きましてね。水を被って、掃除をして、先輩がまだいるときには先輩の世話までして。お風呂に入るときには先輩の背中を流したりというような厳しい修行。
三木大雲さんが修行させていただいてた寮の近くに“アフリカケンネル”っていう、まぁ、ペット屋さん、ブリーダー?だあった。
そこへ行く三木大雲さんはもともと犬が大好だった。
特にかれは“アフリカ・マラミュート”っていう大きな犬好きだったのだがその犬がいたのですね。最初の出会いは強烈だった。
犬をインスタントカメラを移していたら、アフリカンケンネルの社長に怒鳴られた。
結局、すいませんでしたという一言で関西出身ということで懇意になった。
で、ゲージにちょっと入らせていただいたりして、頭を撫ぜたりしてね。それがちょっと三木大雲さんの修行の息抜きになっていたらしい。
この店の従業員たちとも仲良く段々となっていったのです。
あるとき三木大雲がまたその店によるとそこの社長さんが来られてた。
関東で修業していたが、その社長さんとお会いした時に、すぐ分かったのです。
「おお、お前犬好きなんか?」
関西弁だった。
ああ、なんか懐かしいなと親近感がわいた。
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「あの、関西の方ですか、」ってお聞きしたら、「おお、せやねんせやねん、おお、なんや、お前も関西か」と、これでだんだん仲良なったそう。
「社長さんと、こうなんか久しぶりに関西弁聞けて良かったです。私ちょっと修業を近くでしてまして、お坊さんの修行をしてて。たまに、ちょっとここ気休めに寄せていただいてるんですよ」
「そうかそうか、いつでもおいでや、そうかそうか、修行厳しいもんな」
そう言いながらね、コーヒー缶を並べはるんですよ、机の上にね。
「好きなコーヒー、飲んでええから。1本、飲みぃ」、そうおっしゃって下さる。
「ありがとうございます」
見ると、銘柄、全部一緒。
熱い冷たいがあるのかな、と思って、ちょっと全部触ってみるんですけども、別にそれもないんですね。
ちょっと奇妙な気がしたらしいですが。
じゃ、一本いただきます、ということでコーヒーを飲んで三木大雲さんはかえったそうです。
あるとき社長に「おお、お前、もしあれやったらさ、15分間くらい、ちょっとウチへ毎週喋りに来いよ、週に一回でいいから。そのついでにちょっと犬の散歩行ってくれへんか。そしたら月に15万やる」っていわれたらしい。
しかしこれは修行先の寮監の先輩にきつくたしなめられた。
修行中にアルバイトなんて不謹慎だと。
でアルバイトはもちろんしなかったそう。
次の日、もう一度アフリカケンネル行きまして。社長さんに謝らなくちゃいけない。
「社長さん、すいません。実は、昨日のお話なんですけども…寮監先生の許可が頂けませんで…」
「ああ、そうかそうか。そら、お坊さんなるための修行大変やもんな。うん、そら、ええよええよ、別に。他の奴探すから」と言って、また缶コーヒー何本か並べられる。
「好きなん、取れよ」これ1本でもいいわけだが、毎回何本か同じ銘柄のコーヒー
三木大雲さんもそのアフリカケンネルに、あまり息抜きで行くのもいけないことなのかな、と思って、足が遠のいたようです。
それから月日が経って、修行が終わる日、もう来月には三木大雲さんが修行終わって京都に帰るそのときにこの最後のあいさつにアフリカケンネルへいった。
あの犬たちにもね、お別れを言って。ありがとうね、今まで修行辛いときにお前たちがいてくれたから頑張れたよ、なんて言って、犬に頭を下げて。
するとまた例の社長さんが居られて。
「おお、久しぶりやな、お前。どうした、もう修行終わるんか?」
「そうなんです、実はもうこれで京都へ帰るんです」
「おお、そかそかそか、ほな最後にお前コーヒーでも飲んでけよ」と言って、また何個かのコーヒーを並べられる、いつものように。
1本取って、ありがとうございます、と。これいつも同じパターン。
三木大雲さんはまたいつものように、、その後京都へ帰った。
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京都へ帰ってしばらくたたころ。
テレビニュースにその社長さんがニュースに。
(あれ、この社長さん何かあったんかな?)
よく見ると、『愛犬家連続殺人事件』の犯人。
警察に捕まっていた。
実は私の先輩が、“教誨師”って言いまして、捕まった犯人と、一緒に罪滅ぼしのためにお経を読まないか、とかっていう話をしに行く仕事がある。
その教誨師の仕事で、私の先輩がその社長のもとに行かれたときに聞いた話が恐るべき話だった。。
その犯人ね、殺すための条件が幾つかある。
ひとつに金が目的でないこと、ひとつに何々、ひとつに何々…
つ~っと指折り数えていったらしい。
一番最後に、運が悪いやつは俺殺すんや、って、そうおっしゃったそうなんですよ。
「運が悪いやつって、どういうことですか」ってきくと。
「あんたお坊さんやから言うたげるわ。
昔なぁ、ひとりの修行僧が、うちの、アフリカケンネルに来よった。
毒入りのコーヒーを出した。
1本だけ、毒のないもんを置いた。
そいつ、3回とも、毒なしのコーヒー引いて、飲んどった。
ひょっとしたら、神仏は居るんかもしれんなぁ」
そう三木大雲は毒入りコーヒーを出されていたということなのです。
たまたま三木大雲さんは何もないコーヒーを飲んで、難を逃れた。
これ怪談より怖い話だと思いませんか??
しかしね、これも三木大雲さんの怪談ネタの一つかもしれませんね。
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