1月9日マツコの知らない世界に登場
橋本麻里(美術ライター)が登場します。
「マツコの知らない御三家和菓子の世界」を紹介します。
さて橋本麻里がマツコの知らない世界で選んだ和菓子司は3店舗
創業およそ500年を誇る「とらや」、
384年の「両口屋是清」、
214年の「鶴屋吉信」の3店。
橋本麻里が和菓子を好きな理由
橋本麻里は美術ライターです。
従って和菓子の美しさが好きなのでしょう。
四季折々の季節をお菓子であらわすのは和菓子の
得意分野です。
また茶の湯に欠かせない生菓子など美しいものが多いです。
茶道で出される和菓子は、お茶の風味を引き立たせる、
油を使わないシンプルな甘みと、
季節感を感じさせる見た目の美しさが大切にされている。
そういう所が美術ライターとしての視点とラップ
しているのかもしれません。
(上生菓子とお薄)色の対比が非常に美しい!
和菓子は大きく「生菓子」「半生菓子」「干菓子」の3つに分類される。
あまり厳密な分類ではなく、小豆を主体とした餡を寒天で固めた
「羊羹」でも、しっかりしたものは半生菓子、
柔らかめのものは生菓子になる。
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和菓子はといえば、職人個人の名前が立つことはほとんどなく、
代々受け継がれていく店名の下で、
当主自身が職人として菓子作りに携わるケースが多い。
それが和菓子の革新性を殺している面があります。
いい悪いではなく、それぞれの世界の個性だが、
ではその状況下で何ができるのか。
を橋本麻里は考えてきました。
まだ30代半ばながら、高島屋のバイヤーとして、
1000店以上に上る和菓子店との取引を担当している
畑主税さんを台風の目に、彼と志を共にする老舗和菓子店の
若主人たちの試行錯誤、さらに同時多発的に起こってきた
和菓子の世界の動きを、ここ2年ほど、近くで見てきた。
話題性のあるイベントを次々企画、
これまであり得なかった屋号を越えての技術や
知識の交換も積極的に行い、研鑽(けんさん)を
積もうとする彼らが目指すのは、ことさら奇を衒(てら)った話ではない。
まずは動きを起こして消費者の目を和菓子へ向け、
その魅力を知らせ、時代を意識した新しい趣向の
菓子を提案していく中から、今後50年、100年と残り、
店の顔となっていく代表銘菓を作り出すことだ。
だが「同志」が集まった2015年の交流会で、
挨拶に立ったある老舗の若主人の「これまで約370年間、
たったひとつの菓子だけを作ってきましたが、
味を変えないと代々血判を捺(お)して守って来た家訓を破り、
昨年、親父を口説いて初めての新商品を作りました」
という言葉に、会場はどよめいた。
代々続く店では一代に一品、銘菓が生まれれば万々歳だと聞くが、
歴史の重みを背負う「銘菓」のリストに、
時代を超えて残り続ける菓子を加えるのは、
やはり容易なことではない。