スティブン・バノン氏は最近日本のマスコミでも名前が聞かれるようになってきました。
現在トランプ政権の中心に位置し、昨年の合衆国大統領選挙途中で選挙対策本部の最高責任者に就いたと言われている人物。
トランプ大統領の”メキシコのかべ”や今回の7カ国の入国拒否のシナリオを書いたとされる人物。
トランプ氏の影に隠れて発言はチョコチョコ聞こえて来ますが、いまいち人物像がわかりづらいのです。特に日本人にとってはわかりづらい感があり、日本で言えばなべつねさん(読売新聞)くらいしか思い浮かびません。年齢は少し向こうのほうが若いですが。
スティーブン・バノン氏が過激発言をするもともとの考え方や経歴や彼の経営していたメディアなどを紹介します。
スティーブ・バノンのプロフィール
氏名:スティーブン・ケビン・バノン(Stephen Kevin Bannon
生年月日:1953年11月27日(63歳)
右派のインターネット・メディア経営者。
ブライトバート・ニュースの会長。
バージニア州ノーフォーク生まれ。生まれたのは、アイルランド系のブルーカラーで、ケネディ派の民主党支持者の家庭でした。
高校卒業まもなく海軍に入隊、4年間を主にペルシァ湾の海上で過ごし、その後、ペンタゴンの海軍指揮官の特別補佐を務めた。海軍在籍中にバージニア工科大学に通い、ジョージタウン大学で国防学の修士号を取得
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1980年代前半、ウォールストリートの金融業が隆盛し始めた時期でした。
その華やかさに引かれていた同氏は、知り合いにウォールストリートにかかわりたいのならば、ハーバード大学でMBAを取ればいいと耳打ちされました。
MBA取得後入社したのが、ゴールドマン・サックスでした。
その後ブライトバート・ニュースを創業したアンドリュー・ブライトバートに出会う。ブライトバートは、保守派政治メディア「ドラッジ・レポート」の創設者であるマット・ドラッジの下で働き、「ハフィントン・ポスト」の立ち上げにも手を貸した人物。
当時バノンは、ブライトバートをアンチ知性派で、彼が目指すのは「右寄りのポピュリスト、アンチ・エスタブリッシュメント派のニュースサイト」だと説明しています。
ブライトバート・ニュースには2007年の創業時からかかわり、2012年にブライバート氏の急死後、会長としてかかわるようになる。
現職はアメリカ合衆国首席戦略官・大統領上級顧問
昨年大統領選挙でトランプ陣営の選挙本部長になったのは、バノンの分析がトランプやその娘イヴァンカ・トランプと娘婿ジャレッド・クシュナーにも信頼されたからとされます。
ニューヨーク・タイムズ紙はバノンについて、「国粋主義的、人種差別主義者、女性蔑視派、外国人嫌い、反ユダヤ」と説明している。
それは選挙期間中のトランプ氏の発言とダブル部分が多い。
実際スティーブ・バノンが本部長になってからの、トランプ陣営の巻き返しは激しく最終的にトランプはクリントンに勝利、この結果はスティーブン・バノンの力が大きいと言われています。
スティーブン・バノンの発言
ニューヨーク・タイムズ紙の取材に対して
トランプ氏の勝利を予測できなかった報道機関は「恥と屈辱」を味わうべきで、「しばらくは黙って、ただ聞いていろ」と述べた。
同紙によるとバノン氏はさらに、「マスコミが野党だ」と述べ、後に「民主党じゃない」と補足。また報道機関は「この国を分かってない」と批判しました。
「どうしてドナルド・トランプが合衆国の大統領なのか、(マスコミは)いまだに理解できていない」とバノン氏は述べました。
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