ホンマでっか!?TV【松岡茉優の闇▽危ないクセが最近急増】
2019年4月24日（水） 21時00分～21時54分ホンマでっか！？TV（松岡真優の闇三角危ない癖が最近急増）フジテレビ系列
片上素久医師(ネット依存)が出演します。
片上素久医師によると、
「ソシャゲ依存はアルコールやギャンブルと同様、依存症です。学校や会社に行けず、すべてのお金を課金に費やしてしまうこともある。食事もとらず歯も磨かずお風呂にも入らないといった症状もみられ、生活面への影響も大きい。
しかし、自力で改善できないのに、本人も周りもゲームで病院に行くという意識が薄い。そのため放置されて重症化してしまう」
自分や家族にそうした兆候を感じたら、まずは悩まずに医療機関を頼る選択が必要だということ。
片上素久医師の所属は
所属
大阪市立大学
部署
大学院医学研究科 臨床医科学専攻
大阪市立大学病院神経精神科で診察を行う傍ら小学校や中学校などに赴き特別授業を」行うこともあります。
氏 名 専門分野・担当
井上 幸紀産業精神医学、うつ病、不安症、（精神疾患全般）
岩崎 進一産業精神医学、（精神疾患全般）
宮脇 大児童精神医学（児童期の不安症、強迫症、摂食障害、うつ病、
双極性障害、統合失調症、自閉スペクトラム症、ADHD、チック、
学校や家庭における対人関係の悩みや行動上の問題、
抜毛などの習癖やゲームやスマホ等の生活習慣に関する悩みなど)
片上 素久 ネット・スマホ依存症、（精神疾患全般）
山内 常生摂食障害、産業精神医学、（精神疾患全般）
松田 泰範認知症、精神腫瘍学、（精神疾患全般）
出口 裕彦産業精神医学、うつ病、双極性障害、（精神疾患全般）
内田 健太郎認知症、（精神疾患全般）
原田 朋子摂食障害、（精神疾患全般）
児玉 祐也摂食障害、（精神疾患全般）
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ネットゲーム依存の治療法は
今のゲームは、やめる機会がつかめないという。例えば、ゲーム内で知り合った仲間と数人単位でチームを組んで行う対戦型にはまると、そこから抜けられなくなる。片上医師はその状態を「（ゲームに）どんどん吸い寄せられる」と表現している。
受験の失敗や授業についていけない、友人との関係がうまくいかないといった、誰もが経験するような不安要素が加わると、現実から目をそらすように、さらに深みにはまる。
遅刻や欠席といった生活に障害を来すようになり、依存症に陥る。宇野のように、カード上限を使って初めて親が気づく場合も多い。
片上医師のもとには年数十人ほどの新たな患者が訪れる。その大半は中高生だ。スマホの低年齢化は進み、ネット依存は今後も増えるとみられる。
「子供にとって一番大事な時期を台無しにする。ゲームの規制を考える必要がある」。片上医師は警鐘を鳴らしている。
回復には、心の葛藤を解きほぐすとともに、約束事をきちんと決めるといった父親の機能不全の解消を含めた家庭の再構築が必要だとされる。
片上医師のもとを訪れる患者のうち３割ほどは回復に向かうが、４割は途中で治療を放棄して、再びネット依存の道へと戻るらしい。
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ネット依存の治療法は
カウンセリングのほか、グループミーティングによる治療が有効。
6人ほどで輪になり『何が原因でゲームに依存したか』『どうしたらゲームから抜け出せるか』といった議題に対し、参加者が自分の意見を述べながら全員で話し合います。
特に女性の場合、夫婦仲が悪い、セックスレス、親の介護問題など、ゲーム依存となった背景に家庭内の問題を抱えているケースが多い。
ゲームというよりどころを見つけると、そこから生活が崩壊していくのです。その根本的な原因を見つめ直す作業が回復の第一歩となるのです。
生活日誌をつけ、日常生活をモニタリングする治療もある。日誌をつけると、自分の生活がいかにゲームばかりで、家族をどれだけ放っていたかに気づくという。
そうして自分を見つめ、優先順位を決める。1番が家族なら、子供と一緒にお絵描きをしたり、夫と食事に行くなど、家族と楽しむ時間を増やすうちに、少しずつゲーム依存から脱却できる人は多い。
入院治療の場合はスマホ断ち
入院中は、ネット、ゲーム類は持ち込み禁止の環境で“スマホ絶ち”し、運動や規則正しい生活をし、集団療法などを受けてもらいます。依存症に特効薬はありません。
スマホとかかわる時間を減らし、同じ病を抱える集団の中で自分を見つめ、規則正しい生活をして依存から脱する日常づくりを行うことが大切なのです。
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