谷井康人(和歌山みかん農家)の略歴やみかんジュースへのこだわり

谷井康人さんは父親から継いだ小さな農園主ですが、毎年お断りするほどみかんの注文が殺到するまでに成長。

また、パークハイアット東京やザ・ぺニシュラ東京、フォーシーズンズホテル丸の内などの東京の名立たる高級ホテルに生搾りのフルーツジュースを卸す一流のビジネスマン。

そんな谷井さんの略歴やみかんジュースに対するこだわりなんかを紹介します。

 

谷井康人の略歴

谷井康人
和歌山県「有田みかん」農家の三代目。
1966年生まれ。アメリカ留学中、父の病で中退し、農園を継ぐ。父の副業の不動産や株の運用に没頭した時期もあったが、そうじの力をきっかけに開眼。今やみかんのみならず、ジュースやコンフィチュールを手がけ、その研究開発に力を注ぐ。掃除大賞2015で「農林水産大臣賞」受賞、さらに掃除大賞2016を受賞。TBS「Nスタ」や「GOHTE」ほか、数々のメディアで取り上げられている。

 

谷井康人(谷井農園)のみかんジュース

和歌山県有田郡の谷井農園は、
生絞りのみかんジュース720mlを
1620円で販売しています。

毎年、一部お断りするほどのみかんの注文が来ます。
これらは30年かけて商品を開発し顧客を開発し販売システムを開発した結果なのです。

まず、最初にやったのは、おいしいみかん、ジュースを作ることです。

特殊な高額ミキサーを購入する。風味を失わない熱殺菌を開発する。
25リットルの小ロット生産をする。

そんな中従業員の反発が起こった。社長そんなめんどくさいことはよう手伝いません。

やるんやったら社長が勝手にやってください。にべも艶もないとはこの事。

人のやらないことをするのは社員からの反発も大きい。

すべてが試行錯誤です。

農薬を使わない。きちんと剪定する。
木に合わせて肥料を変える。

いい空気を作り、場を清めるには、
見えないホコリをとる必要があります。
そのために、「ふきそうじ」が重要です

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■ホテルごとの100種類の味を覚える

谷井康人は、取り引きするホテルの要望に合わせたジュースをつくることを心がけています。そして、一度つくれば終わりではなく、さらに少しずつでも改良を重ねているといいます。

約100種類ものジュースを頭に入れ、それぞれに違う酸味、甘味、濃度加減など、数字ではなく舌で覚えてブレンド。ときには、頭と体で覚えることも重要だということです。

これだけ1個1個に手間を掛けられると言うのは取引先にはスゴイサービスなのです。

こんなことやってるみかん農家は絶対ないのですよ。

従って一番になれるのです。

 

オンリーワンの。

 

■ひとつのことを極めて一流になる

「雲の上の頂上に登りなさい。雲の上の頂上に登ると、下界からは見えない他の雲の上の山頂が見える」

これは、ひとつのことを極めて一流になると、他業種でも一流の人たちに会えるようになるという意味。著者が師匠と呼んでいる農園主・永田照喜治さんの言葉だそうです。

一流は一流を呼ぶ。

永田さんは作物の糖度や栄養価を高める「永田農法」の開発者でもあります。著者は高校卒業後こちらの農園で働き、この言葉で、視界が一気に広がったそうです。

■20代で1000万円分食べる

「みかん農家」という食の仕事をする著者が、一流オーナーシェフからいわれたのは「20代で1000万円分食べなさい」ということでした。

舌を鍛えるということ。

「食べたら、プロに負けない舌ができる。まずは食べることだよ」といわれ、そのとおりに実践。

おかげで、今は高級ホテルやレストランで仕事をするとき、どんなシェフが出てこられても、舌では負ける気がせず、自信をもって自分の意見を言うことができるそうです。

仕事に必要であれば、お金がかかっても、よいアドバイスを実行に移すことが一流への道なのでしょう。

必要な投資は惜しまない、ということです。

■お金で経験を買う

自分に投資をすることはなかなか難しい。

若いときはお金の貯金をするよりも、お金を経験に変えて、「経験貯金」をしましょう。「どんな分野でもよいので、自分の熱中できるものにどんどんお金と時間を投資して、経験という貯金をする。

次第にその経験がその人の魅力となり、人から見たらいつも輝いている人間となって映る」と著者はいいます。一流を目指すなら、他の一流の職人が持つ空気感を味わう・経験することが重要。

著者もお客様の求める味を追求し、一流の人を相手に仕事をするために大きな金額を投資してきたそう。失敗もあったそうですが、お金は無駄にはならず、経験として自分に返ってきているようです。

自分に投資できる人のみが一流になれるということです。

 

■一流のお客様に愛されるものをつくる

自然界では、川流れのように上から下へと流れる法則があります。下流でうろうろしていてもダメです。下流でヒットした商品は一時的には売れたとしても、すぐに消えてしまうし、忘れられてしまうもの。

上流、すなわち一流のお客様に評価されると、商品は長く生き続けると谷井康人はいいます。そうすれば、10年、20年経ったときに勝ち組になっているはずだという考え方。

先を見た考えが出来るようになると進歩も早いです。

 

■できないときは正直に謝る

一流のお客様とおつきあいするコツは、媚びを売らないこと。

味や値段には妥協せず、おいしいみかんができなかったときは「今年はおいしいみかんができなかったので、送れません。すみません」と謝るそうです。

みかんは生もの、年によっても出来の良し悪しがあります。お客様にも5年10年というスパンで毎年毎年食べていただくことで、同じように自然とつきあってほしいとのことでした。

素直に謝れる率直さが尊重されます。言い訳はNGですね。

■スタッフをリッツ・カールトンに宿泊させる

経験を通して学ぶことはとても大事です。お客様から「おたくの電話対応はおかしい」とクレームが入り、スタッフの研修として「ザ・リッツカールトン大阪」のクラブフロアに泊ってもらったとのこと。

ホテルのサービスやホスピタリティに感心したスタッフは、電話対応の声や言葉つきまでガラリと変わり、大きな変化があったようです。

生産者がホスピタリティーを身につけることの優位性は計り知れないですね。

 

■ひとつに特化して深く掘る

三代目サルバトーレ・フェラガモ氏と食事をする機会に恵まれた著者は、「ブランド価値を高めるためには、なにをするべきだとお考えですか」と、思い切った質問をしました。

すると、「ひとつに特化して、深く掘ることが大事。そしたらそこにブランドができる」とのお答えをいただいたそうです。

著者もひとつのことをやり続けて臨界点まで達したときに、ポンと跳ねることができる、と考えていたそう。やはり、これだと思ったらとことん突き詰めるのが重要なようです。

深堀することで専門性が際立つのです。

 

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